お気に入りの作品を額縁に入れて飾ろうと考えたとき、おそらく最初に悩むのが「どの色の額縁が合うか」ということではないでしょうか。
さまざまな色の額縁を見ているうちに、どれが良いのか分からなくなってしまう人もいることでしょう。

額縁の選び方に正解はありません。自分が満足する仕上がりであれば、それが正解だと思います。
しかし、なかには「どうしても自分だけでは色が選べない」という方もいるのではないでしょうか。

今回はそんなお悩みをもつ方へ向けて、あくまで参考程度に、額縁の色の選び方をご紹介します。

作品の中に使われている色から選ぶ

作品の中に使われている色と似た色の額縁を選ぶ方法です。
作品の広範囲に使われている色を選ぶと、よくなじみ、作品そのものの魅力を一層引き出します。

使用フレーム:左上から時計回りに9614/オレンジ9569/G紺LJ001/木地(01-1002WD)J型/マホガニー

使われている色そのものではなくても、全体的に暖色系(赤・黄色・オレンジなどの暖かさを感じる色)の場合はゴールド、寒色系(青・緑などの冷たさを感じる色)の場合はシルバーなど、見た目の印象で決めてもいいかもしれません。

また、作品の中で目に留まる色(キーカラー)を選ぶのもおすすめ。
その色が強調され、作品がより印象深く感じられる仕上がりになります。

インテリアに合わせて選ぶ

部屋の建具や家具の色、インテリアのテイストなどから額縁の色を選ぶ方法です。

額縁は作品を引き立てるだけではなく、「作品と部屋をつなぐ役割」ももちます。
そのため作品だけを意識して額縁の色を選んだ場合、いざ飾ってみると「インテリアと合っていない」「浮いて見える」ということにつながりかねません。

使用フレーム:左から8209/アンティークゴールドJ型/チーク

例えばブラウン系でまとめられた和のテイストのお部屋の場合。
細かな装飾の入ったクラシカルな形状のゴールド系額縁を飾ると、周囲の建具や家具の色合い・素材と調和がとれず、額縁だけが浮いてしまいます。
家具と同じブラウン系で、部屋のテイストとも合ったシンプルな形状の額縁を選ぶことで、インテリアと調和した仕上がりになります。

使用フレーム:左から8209/アンティークゴールドJ型/チーク

対してダークグリーンの壁紙が使われた洋風のお部屋の場合。
先ほどのゴールド系の額縁を飾ると、壁に取り付けられたゴールドのランプとの相性もよく、部屋全体が統一感ある仕上がりになります。
ブラウン系の額縁は和と洋でテイストが全く異なるため、少し違和感を覚えるかもしれません。

使用フレーム:左からLJ003/ブラック(01-1051BR)LJ003/ホワイト(01-1050WR)

淡い色が多く使われた、明るいナチュラルテイストのお部屋の場合はどうでしょうか。
ブラックなどの濃い色の額縁だと、壁と作品がしっかり区切られ、作品が映える仕上がりになります。一方、周囲の家具の色とは大きく異なるため、馴染んでいないと感じるかもしれません。
ホワイトやライトブラウン系の額縁であれば、部屋全体の色合いに統一感が生まれます。しかし、額縁と壁紙の色が似ていることで、作品がぼやけて見えるという人もいるでしょう。

額縁の色を選ぶとき、作品に合わせることはとても重要です。
けれども、その額縁・作品を飾る場所も考えることで、飾ったあとに後悔しない色を選ぶことができるかもしれません。

ワンランクアップのインテリアを目指すなら。配色の基礎「色相環」から選ぶ

少し専門的な話になりますが、インテリアに合わせて額縁の色を選ぶとき、「色相環」も参考になります。

色相環とは、赤・黄・緑・青などの色み(色相)を環状に配置したもの。
類似色(基準となる色相と隣り合う色相)を組み合わせると安定感が生まれ、補色(基準となる色相の反対側の色相)を組み合わせると互いを引き立てると言われています。

類似色(インテリアと近い色)から選ぶ方法は上記で触れさせていただきましたので、ここでは補色の考え方を取り入れた場合をご説明します。

使用フレーム:激安アルミポスターフレーム カラータイプ/ブルー

例えば壁紙やラグなど、室内がイエロー系でまとめられたお部屋の場合、補色であるブルー・パープル系の額縁を合わせると、お互いが引き立てあってきれいに仕上がります。

使用フレーム:9614/オレンジ

インテリアがブルーを基調としている場合は、補色であるオレンジ系統の額縁を取り入れることで、インパクトのある空間を演出することができます。

自分が飾りたい部屋において、メインで使われているのはどのようは色でしょうか?
その色の類似色、補色の額縁を選ぶことで、ワンランク上のインテリアを目指すことができるかもしれません。

それでもやっぱり選べない……。そんなときにおすすめの色

ゴールド・シルバー系

ゴールドやシルバー系の額縁は華やかで高級感があり、比較的どの作品にも合わせやすい色です。
特にゴールド系はさまざまな作品と合わせやすい万能色ですが、シルバー系は、寒色系(青・緑などの冷たさを感じる色)の作品を綺麗に見せてくれます。
「いろいろ考えたけどやっぱりどの色が良いか分からない」という場合は、ゴールド・シルバー系を選べば、ほぼ間違いありません。

使用フレーム:左から9580/シルバー9580/ゴールド

同じゴールド・シルバー系でも、ギラギラ感の強いものやマットなもの、渋みがあってアンティーク感のあるものなど、さまざまな色合いがあります。
作品の印象に合わせて選びやすいのも、ゴールド・シルバー系の特徴です。

ホワイト系

額縁を飾ろうとしている部屋がホワイト系の壁紙の場合、「白の壁紙に白の額縁は合うのだろうか?」と疑問に感じる方も多いでしょう。
確かに額縁と背景の壁紙の色が似ていると、額縁は馴染んで目立ちません。
しかし言い換えると、額縁の主張が抑えられて作品が引き立ち、主役である作品に自然と視線が誘導される仕上がりとなります。

使用フレーム:LJ004/ホワイト(C-1057W)

また、作品が大きいけれども飾る予定の部屋や壁の面積にあまり余裕がない場合、壁紙と似たホワイト系を選ぶことで、圧迫感を減らすことができる効果も。
そのほか色彩豊かな作品やお子さんが描いた作品、カジュアルな印象を受ける作品にも、モダンなホワイト系の額縁は合いやすい傾向にあります。

濃い色(ブラック系など)

ブラック系などの濃い色の額縁は、作品を際立たせて、引き締めてくれる効果があります。

使用フレーム:LJ003/ブラック(01-1051BR)

前述したように、額縁の主張を抑えることにより、作品を引き立たせてくれるのがホワイト系の額縁。
それと対照的なのが濃い色の額縁で、壁と作品をしっかり区切ることで、作品の縁や色が強調され、映えるようになります。

まとめ

せっかく額縁に入れて飾るならば、後々「あの色にしておけば良かった」と後悔するのは避けたいもの。
作品そのものや飾る場所のことなどを考えて、ぜひ額縁選びをお楽しみください。

「自分で選んだけどこの色で良いのか不安」「やっぱりプロの意見も聞きたい」といった場合は、お気軽に当店へご相談ください。

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