額縁に入れるとなんで作品の周囲が隠れるの? 隠れる理由となるべく隠したくないときの方法

作品を額縁に入れたとき、作品の周囲が少し隠れるのが気になった、という人もいるかもしれません。
額縁に入れて飾る場合は基本、作品の周囲が隠れてしまうものですが、やはりどうしても全面を見せたい、と思う人もいることでしょう。
そこで今回は、額縁に入れると作品の周囲が隠れてしまう理由と、なるべく隠したくないときの方法をご紹介します。
目次
額縁に入れると作品の周囲が隠れてしまう理由
ぴったりサイズの額縁に入れる場合
ポスターなどの薄い作品を、作品サイズぴったりの額縁に入れる場合を考えてみます。

前面の透明な板(アクリル板など)や作品が落ちてしまわないように、フレーム本体には「カカリ」と呼ばれるひっかかり部分があります。
このカカリと作品が重なっている(ひっかかっている)部分が、作品が隠れてしまう箇所となります。
「作品が隠れないように、額縁を大きくすればいいのではないか」と考える人もいるかもしれません。
しかし、作品が隠れないように少し大きめの額縁を使うと、壁に掛けたとき作品が下にずれてしまい、見栄えが悪くなってしまいます。
カラーマットを使う場合
カラーマット(以下「マット」という。)を使って額装する(作品を額縁に入れる)場合も同様です。

マットを使う場合は基本、中抜きしたマットの下に作品を配置します。
この際、作品が手前に落ちてしまうことのないように、マットの中抜きサイズは、作品サイズより一回り小さくなります。
そのため、作品とマットの重なる部分は、作品が隠れてしまうのです。
そもそもマットとは何か、マットを使うことのメリットなど、詳しくはコラム「額縁に使うマットって何?選び方・額縁とセットで使うと様々な効果を発揮する『マット』のメリット」をご覧ください。
作品がなるべく隠れない方法
作品がなるべく隠れない方法はいくつかありますが、お持ちの作品や飾る場所などによって、どれが良いかは変わってきます。
以下の方法を比べ、お持ちの作品にぴったりの額装方法を探してみてください。
カカリ幅が狭いフレームを選ぶ
先述したとおり、フレーム本体には「カカリ」と呼ばれるひっかかり部分があります。
このカカリ幅はフレームの種類によって異なり、当然、このカカリ幅が狭いフレームを選ぶと、ひっかかりの部分が少なくなります。
フレーム名 |
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サイド・断面図 |
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カカリ幅 |
3mm |
6mm |
10mm |
上記は当店で取り扱っているフレームのカカリ幅の一例です。
作品サイズぴったりの額縁を用意した場合、例えばJ型は作品の周囲3mm、No.3は作品の周囲10mmが隠れることになります。
作品サイズぴったりの額縁に作品をおさめる場合、カカリ幅が狭いフレームを選ぶと、作品が隠れる部分を最小限に抑えることができます。
カカリ幅は各商品ページに記載しておりますので、フレーム選びの参考にしてみてください。
作品とカラーマットの中抜きの間に余白を設ける
写真やポストカード、ポスターなどの薄い作品で、かつ見せたい図柄の周囲に余白がある場合に使える方法です。

マットを使って額装する場合は、通常、図柄の上にマットが数mm重なるように中抜きを設定します。
しかし、作品自体に余白がある(見せたい図柄の周囲に余白がある)場合は、必ずしもマットを図柄に重ねる必要はありません。
マットの中抜きを、見せたい図柄より数mm大きくすることで、見せたい図柄を端から端まで見せることができます。
この場合、図柄の周囲の余白とマットが重なるため、作品が手前に落ちてしまう、ということはありません。
アクリルフレームを使う
写真やポストカードなどの薄い作品で、かつA3サイズまでの比較的小さい作品の場合に使える方法です。
当店では、2枚のアクリル板で作品を挟む「アクリルフレーム」を取り扱っています。
作品よりも一回り大きいアクリル板で挟むため、作品を端から端まで鑑賞することが可能です。
ただし、厚みのある作品や大きい作品は、アクリルフレームを用いることができませんのでご注意ください。
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アクリルフレーム |
当店オリジナル アクリルフレーム |
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取り扱いサイズ |
ベタ貼り仕様にする
中抜きしていないマットの上に作品を重ね、前面のアクリル板などで挟む方法です。
作品を大きめのマットに貼りこんで額装することで、端から端まで鑑賞することができます。
作品の位置やマットの色などを自分好みに選ぶことができる、自由度が高い額装方法です。
当店で通常販売している額縁としては、書道額(ベタ布貼り仕様)がこの仕様となっています。
書道作品以外でベタ貼り仕様をご希望の場合は、作品サイズより大きい額縁(デッサン額縁や正方形額縁など)と、そのサイズに合ったマットをご購入ください。
ただし、このベタ貼り仕様は、作品をお客さま自身で貼りこむ必要があるため、難易度が少し高めです。
ご自身での額装に不安のある場合は、お気軽に当店へご相談ください。
浮かし額装にする
額縁の中で作品が浮いているように見せる方法です。
大きめの背板に作品を固定し、それを作品サイズより大きく、深さのある額縁(ボックスフレーム)におさめます。
周囲の余白(空間)が陰影を生み、作品を際立たせることが可能です。
側面までしっかり鑑賞できるため、側面に絵柄があるキャンバス作品などにぴったり。
ポスターなどの薄い平面作品を浮かし額装にすれば、奥行きが出て、作品を立体的に見せることができます。
ただし、この浮かし額装は難易度が非常に高いため、当店などの額縁専門店へご依頼いただくのがおすすめです。
額縁自体も当店では通常販売していないため、お問い合わせいただいた後、特注での製作となります。
浮かし額装をご希望の場合は、お気軽に当店へお問い合わせください。
まとめ
今回、作品を額縁に入れたときに少し隠れてしまう理由と、作品がなるべく隠れない方法をご紹介しました。
さまざまな額装方法がある中で、一概にどれが一番良い、といえるものではありません。
お持ちの作品や飾る部屋の雰囲気などに合わせ、どの額装方法にするか、ぜひ楽しみながら決めていただければ幸いです。
ご自身での額装に不安のある人や、当店での額装をご希望の場合は、お気軽に当店へお問い合わせください。











