お手持ちの作品が立体物だったり表面がデコボコしていたり、はたまた特殊な形をしていたりと、一般的な構造の額縁には入れられない場合があります。
「こんな形の額縁できないかな?」「この作品が入れられる額縁って作れる?」と考えたことのある方もいるかもしれません。

当店は自社工場を併設しているため、「こんなことできないかな?」というご要望にも、柔軟に対応しています。
そこで今回は、当店で対応可能な額縁の特殊加工について、その代表的なものをご紹介します。

ドロ足加工

フレーム裏面にドロ足(泥足)と呼ばれる材木を取り付け、額縁内部の深さを増す加工のことです。

フレームにはそれぞれ深さがあり、それによって額装可能な作品の厚みが変わってきます(当店では各商品ページに「○mm厚の作品まで額装可能」と記載しています)。
お持ちの作品の厚みが、額装可能な作品の厚みを超える場合、作品は額縁内部におさまりきらず、裏板で閉じることができません。

このような場合に用いられるのが、このドロ足加工です。
ドロ足加工を行うと、額装可能な作品な厚みは

(額装可能な作品な厚み)=(フレームの深さ)+(ドロ足の高さ)-(アクリル板や裏板などの厚み)

となり、フレームが本来額装できる厚みより、さらに厚みのある作品を額装することができます。
「深さが足りないから、このフレームはあきらめないといけない……」といった必要もありません。※1
ドロ足加工をすることで、キャンバスなどの厚みのある作品や立体物を額装したり、浮かし額装※2をしたりと、額装の幅を広げることが可能です。

※1 縁幅が細い場合など、ドロ足加工ができないフレームもあります。 ※2 浮かし額装についての詳細は、コラム「額縁に入れるとなんで作品の周囲が隠れるの? 隠れる理由となるべく隠したくないときの方法」をご覧ください。

中サン加工

中サンと呼ばれる部材を用いて、額縁の内部に空間をつくる加工のことです。

デッサン額縁や正方形額縁など、通常の構造の額縁で作品を額装する場合、作品は前面の透明な板(アクリル板など)に密着してしまいます。
また、立体的な作品も額装することはできません。

この中サン加工を行った場合、額縁内部に空間をつくることができるため、作品がアクリル板などと密着するのを避けることができます。
立体的な作品や表面に凹凸がある作品も、問題なく額装することが可能です。

額縁内部にどれだけの空間をつくるかは、中サンの高さを変えることで自在に調整できます。
先述の「ドロ足加工」と組み合わせれば、最大100mm程度の空間をつくることも可能です。

縁裏青紙貼り加工

フレーム裏面やドロ足部分などに緑色の「青紙」を貼り付ける加工のことです。

額縁の裏面は、塗料のはみだしや木材の木目などがそのまま見える状態になっているものが多くあります。
また、ドロ足加工をした額縁の場合、フレーム本体とドロ足部分の色・質感の違いが気になる、という人もいるかもしれません。

これらは正面から見て分かるものではないため、そのままでも十分お使いいただけます。
しかし、この「縁裏青紙貼り加工」をすることで、裏面の色や質感の違いを感じなくなるため、額縁をより美しく仕上げることができます。

額縁を含めた、作品全体の完成度を高めたい方におすすめの加工です。

特殊な形状

三角形や八角形、2面・3面タイプのブック型など、四角形以外の額縁も製作可能です。
通常販売はしておりませんので、ご希望の場合はお気軽にお問い合わせください。

まとめ

通常の額縁には入れられない作品でも、特殊加工を施せば問題なく額装できる場合が多くあります。
「これは難しいかな」と思う作品でも、ぜひ一度当店へご相談ください。
額縁専門店として精一杯、皆さまの作品を美しく飾るお手伝いをさせていただきます。

今回ご紹介した特殊加工は、すべて別途お見積もりとなります。
お問い合わせいただいた後、特注での製作となりますので、ご希望の場合はお気軽にお問い合わせください。

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