額縁用カラーマットの選び方
マットとは、1.5ミリ厚の色の付いた厚紙の事です。額縁によく使用されているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
右図の様に、『ガラスと作品の間』に入れる事により、ガラスと作品が密着しなくなる他に、保存にも適しています。また作品に広がりを出し豪華に見せるはたらきもあります。
通常マットは中抜き加工を行いますが、作品がマットの中抜き部分から見えるように使用するのが一般的です。マットを使用する際は、作品のサイズよりも少し小さなサイズに中抜き加工をする必要があります。
基本的にマットの中抜きは作品の周りが『1辺5ミリ』ずつ隠れる位のサイズがお薦めです。
マットを使って額装する際は「ガラス→マット→作品→裏板」の順番で入れていきます。
中抜きを作品と同じサイズにしてしまうと、作品を支える部分が無くなりますので、手前に落ちてしまう可能性がございます。
マットを使用する際は「マットが作品にひっかかる部分」を必ず確保していただきますようお願いいたします。
※当店ではかかる部分を5ミリ程度確保する事をおすすめしております。(確保したひっかかり部分は額装した際に見えなくなります)
窓のサイズは「作品サイズ-(作品のひっかかり部分×2)」となります。
実際に窓抜き計算をしてみましょう!
実際に窓抜きサイズを計算する際は以下の手順で行います。作品のサイズは、できるだけ正確に測りましょう。
作品のサイズ:縦210mm × 横140mm
※5ミリずつ「ひっかかり部分」を設けます。
≪窓抜きのサイズ≫
縦:210ミリ − (5ミリ×2)= 200ミリ
横:140ミリ − (5ミリ×2)= 130ミリ
ご入力いただく窓抜きサイズは
「200×130ミリ」となります。
※決まった中抜きサイズは、マットのご注文時に入力してください。
規格サイズの額縁を使って額装するには…
1.中抜きのサイズと額縁の大きさを決めます。
マットの外寸と窓抜きサイズの間の事を「マット幅」と呼び、中抜きを行う際は、弊社マットカッターマシンの性能上、マット幅が「最低でも25ミリ以上」確保できないと加工できません。
マット幅が細すぎる場合、正面から見た幅が細くなりかえって見栄えが悪くなる場合もございますので、25ミリ以上の幅がお勧めです。
上記で計算した、窓抜きサイズの例をもとにお話します。窓抜きサイズが「タテ200×ヨコ130ミリ」の作品の場合、最低マット幅を足すと以下の様になります。
縦:200ミリ+(25×2)=250ミリ
横:130ミリ+(25×2)=180ミリ
今回の場合「長辺が250ミリ以上、短辺が180ミリ以上」の大きさの額縁を探します。
2.額縁のサイズを決めていきます。
当店のトップページの右側にある「サイズで探す」の中から額縁の大きさを選びます。
「デッサン額縁サイズ / OA用紙サイズ」
上記のサイズの商品は、マットをセットでご利用いただける額縁となっておりますので、この中からお選び下さい。
額縁のサイズが先程計算したサイズよりも大きい場合でしたら、問題なく収める事ができます。今回の場合は一番近い「インチ(254×203mm)」からお選びいただけますので、インチを選択します。
3.額縁のサイズを決める際の注意事項
額縁とマットをセットでご利用いただく場合は、どちらも同じサイズである必要があります。異なるサイズの額縁とマットは、セットでご使用いただけませんのでご注意下さい。
額縁の大きさで、見た目もマット幅もぐっと変わります。
インチサイズと八つ切サイズ、どちらもバランス的には問題ございませんが、額縁自体の大きさが異なりますので、
見栄えもマット幅も異なります。額縁のサイズが大きいからいけないなどの決まり事は一切ございませんので、
大きさや中抜きなどをお好みに合わせて額装を楽しんで下さい!
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